経済産業省 女性活躍推進基盤整備委託事業 女性起業家等支援ネットワーク構築事業

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  • 土肥 恵里奈さん (富山県) 

先輩女性起業家インタビュー

わたしの夢がかないました。

ENJOY LIFE!! 楽しさのきっかけを発信し、楽しさを作る。

北陸

土肥 恵里奈さん

-きっかけは?

元々は地元フリーペーパーや求人誌の会社で約10年間勤めていました。だからこそ、周りの誰より地元の情報に長けていると自負していました。そんな私が初めて「情報不足」に悩んだのが、2011年の出産直後でした。例えば、子どもの腰が据わっていない時期にはお座敷(しかも掘りごたつではない)のお店に行きたいのですが、これが意外に見つからない!また、おむつ交換ができるところ、授乳室があるところ、など産後は重要でもそれまでに全く興味すらなかったわけだから分かりません。そしてそんな風に感じるのは私の周りの友人も同じでした。情報通だと認めてくれている友人からは度々「ママ会出来るお店教えてほしい」と連絡がきます。しかも「前に教えてもらったのとは違うお店を教えてほしい」と補足されています。答えられないなんて絶対嫌だ!と当時の職業柄の意地のようなものが働き、子連れで過ごしやすかったお店をスマホのメモ帳に記録し、小出しに友人に教えていく、なんてことをしていました。そのうちに、ママたちからの情報を求める頻度が高まり、富山の未就学児ママのための情報を集めたポータルサイト「mamasky」を立ち上げるに至りました。

▲富山の未就学児ママのための情報サイトmamasky[http://mamasky.jp]

▲富山の未就学児ママのための情報サイトmamasky[http://mamasky.jp]

 

-起業するまでどのような準備をしましたか?現在の事業について教えてください。

最初は当時勤めていた会社に「ママ事業部」を作り、結婚・出産を機に退職を考える女性社員の次のステージを作るんだと真剣に考えていました。社内での稟議がなかなか通らずに悶々としていた時、社長から「そんなに言うなら自分で、仕事に支障のない範囲でやってみたらどう?」と言われ、mamaskyが始まりました。当時は好きでやっている趣味に毛が生えたようなものでした。

魚津ミラーパーティ▲2015.5.31開催 mamasky party 2015 魚津ミラージュランドにて

▲2015.5.31開催 mamasky party 2015 魚津ミラージュランドにて

事業化への大きな転機は20155月のこと。屋外でのイベントを企画し、2,000名の親子連れが賑わいました。その直後、mamaskyをサポートしてくれていた仲間が何の相談もなく「私、退職願だしてきた!mamasky一本で頑張っていく。」と宣言したのです。それまでビジネスらしいプランも立てずに、ただ必要だと思うことをしてきていただけに、これにはとても焦りました。これからどうするのか悩みに悩んだ末、「私が今大切にしたいのは、mamaskyを本気で考えてくれている仲間だ」と思い、退職と起業を決意しました。一番最初にしたのは、全国によく似た活動をしている会社はないのか調べることでした。広告業界が長かったこともあり、初めから顧客はファミリーを対象とする企業や店舗だと決めていました。様々な企業の例を参考にし、全体の構想、金額設定などを急ピッチに決め、同時に営業活動も開始しました。その直後、偶然知り合ったカフェのオーナーさんに誘って頂いたセミナーで創業の助成金があることを知り、翌年採択を受けることに成功。20163月には助成金を活用してサイトを現在の形にリニューアルしました。サイトはママの5人に1人の認知度に上がり、イベントにおいても5,000名を超える親子が来場。さらには自主主催・企画協力合わせて年間20件以上企画するようになりました。mamaskyには当初からもう一つの夢がありました。それは「ママのためのコミュニティハウス」を作るということ。平屋の一戸建てで、そこに集まるママたちはお茶を飲みながらお喋りを楽しむ。子ども達はキッズスペースで伸び伸びと遊んでいて、そこに集まるママたちでみんなの子どもを見守り、みんなで子育てをする。そんな場所を作りたい、と考えていました。

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   ▲2016528日 とやま起業未来塾 入塾式 塾生代表による決意表明を務めました。

そこで、とやま起業未来塾に入塾し、経営者の心得~ビジネスプランの作り方、プレゼンの仕方などを学ぶことにしました。未来塾ではママのコミュニティハウス「mamasky house」をしっかりとした事業の柱にするためのノウハウやアイディアを可視化し、ブラッシュアップを重ねることができました。卒塾後まもなくして、イメージ通りの物件を見つけることに成功し、201612月には当初から考えていた平屋一戸建てのmamasky houseがオープンしました。

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     ▲20161215日 mamasky houseオープン。多い日には親子50名以上が過ごす。

-土肥さんのこれからの目標・目指すものは?

mamaskyを運営する中で「難しい」と思うのは私たち運営側がどんどん未就学児のママではなくなっていく、ということです。今いる未就学児ママのリアルな現場で起きている様々な悩みやニーズに順応しなければ、mamaskyにはママが集まらず、ママに求められなければ企業から見ても価値のないものになってしまいます。mamasky houseを作った目的の一つはその課題をクリアすることにもあります。絶賛子育て中のママたちが集まってくれて、多種多様な会話を繰り広げてくれたり、質問に答えてくれたりすることで常にフレッシュなママのニーズを知ることができるようになりました。

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▲ママ×企業×mamaskyによる座談会やセミナーも企画。ママのリアルボイスを企業へ届けます。

mamaskyでは、ママは「ママである自分の人生」も「一人の人としての人生」も諦めずに、充実した人生を歩んでほしいと考え、そのために必要なきっかけを発信し続けたいと思っています。世間では少子超高齢化が問題視されていますが、少子化を防ぐには今のママが幸せで、そんなママに憧れてくれる若者・子ども達を増やしていくことが欠かせないと考えます。少子化で子どもが少ない世の中ではなく、これからを生きる子ども達にたくさんの出会いがあって欲しい。そのためにも、ママが人生を存分に楽しめて、子育ての幸せさが次世代へ受け継がれていくようなきっかけも創出していきたいと思っています。 

-これから何かはじめたい!女性にメッセージをお願いします!

「好きなことは仕事にするな」と言われることがありますが、そんなことはないと思います。何があっても貫けるほど好きならば、好きなことを仕事にできることほど幸せなことはないと思います。私の場合は、それが「とにかく毎日楽しく過ごしたい」という抽象的なことになりますが、楽しく過ごしたいから、楽しさを作ろうと捉えています。“楽しい”と感じることを作ったり、発信したりすることが私の仕事の一つです。事業をしていると毎日が覚悟と決断の繰り返しです。勇気のいる場面も度々訪れますが、決断するたびにワクワクが拡がります。また行動をし続ければ、必ず運命的な出会いがありました。諦めずに行動し続ければ、人生には失敗はない!私の座右の銘です。例え、失敗してもそれはゴールでなく、過程捉え、行動を止めなければ必ず結果が出ます。自分の未来は自分でしか作れません。今、起業を考えている方は、どんな未来を描きたいか、答えは分かっているのではないでしょうか。一度きりの人生です。チャンスがあるなら是非掴んでほしいとお伝えしたいです。

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お名前 土肥 恵里奈さん (富山県)
会社名 mamasky(ママスキー)
mamasky house/富山県富山市本郷町265-2
会社URL http://mamasky.jp

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